システムバスの床下凍結

2023/01/26
システムバス 床下 凍結 雪の吹込み 

「お湯が出ない」というご連絡が大変多く、伺っても、凍結部分を探して、解かす作業に時間がかかります。

積雪は少なくても、強風と気温の低下でカチコチに凍ってしまいます・・・。

 

 

今回は、エコキュートからお湯が出ないというSOSで伺いました。

凍結している部分を確認して、解かすという作業ですが、外から配管を見てどこが凍っているかは、もちろんわかりません。

なので地道にヒーターで配管を暖めつつ、継ぎ手を外してどこまでが大丈夫なのかを確認するという作業を繰り返していきます。

 

確認作業を進めていくと・・・まさかの原因でした。

こちらのお宅ではエコキュート導入と同時にシステムバスのリフォームを他社施工で行なったようですが、システムバスから15m以上離れたところから水分岐して配管してありました。

そして、そのリフォームをしたシステムバスの下側で凍結しており、カラン(蛇口)も凍っていました。

点検口からのぞくと、明らかに家の中に雪が入り込んでおり、外からの光も見えています

システムバス 床下 凍結 雪の吹込み
システムバス 床下 凍結 雪の吹込み ヒーター

外側を確認すると、本来であれば、コンクリート基礎があるなどしてふさがれているはずの外壁の下側が開いており、今回の横殴りの雪がここからシステムバスの下まで入り込み、配管の凍結が起こったことが確認できました。

 

場所が確認できれば、あとは解かす作業です。

ヒーターを浴室の内外両方から当てて、凍った配管を解かしていきます。

30分ほど暖めて、ようやく、お水もお湯も出るようになりました。

 

家の外側は、お客様に板を用意してもらい、仮で塞ぎ、この寒波を何とか乗り切ってもらえるようにしました。

ただ、おそらく、これまでも浴槽のお湯はすぐに冷めてしまっていたと思います…。

 

 

お話をお聞きすると、もともとお風呂は別にもあり、何もないところにシステムバスを追加したとのことですので、増築工事になるかと思いますが……弊社ではなかなか思いつかない施工方法だったので、疑問符がたくさん浮かんでしまいました。

せっかくのリフォームなのに…。

 

リフォームは、地元のこと(気候や生活様式等)をよく知っている地元業者に頼むことをオススメします!