ニュースで言われていた通り、石川県には寒波が到来しています。
こうなるとお問い合わせの連絡が増えるのが「エアコンが効かない」というものです。
外気温が下がると、エアコンは霜取り運転に移行するので、室内機からは暖かい風は出ずに、「プシュー」という音が出たり、室外機から異臭のない白い煙が出たりします。
霜取り運転が終われば、通常の暖房運転に切り替わりますので、それを待つことが基本となります。
ただ、なかなか霜取り運転が終わらないときは、室外機の周りを確認してみてください。
室外機の周りに雪が積もっていませんか??
エアコンの運転には、室外機が空気を取り込むためのスペースが必要になりますので、玄関先などの人が行き来する場所の雪かきだけではなく、エアコンの室外機回りもしっかり雪かきをしてあげてくださいね。
また、これは最終手段ではありますが、室外機にお湯をかけて強制的に霜取りをする方法があります。
ただし、これには注意が必要です。
*お湯の温度
*お湯をかける方向
*お湯をかける方法
*お湯をかけるタイミング
に気を付けてください。
例えば、沸騰したての高温のお湯を使うと、室外機の金属が変形し、故障の原因となります。少し暖かいかなと思う程度の温度にしてください。
また、室外機はもともと外に設置されているので、上から降る雨には強いのですが、下から来るものには弱いです。
そのため、お湯を下からかけると故障することがあります。かけるときには、絶対に上から下への方向です。
そして、ホースやバケツなどを使って勢いよくお湯をかけるのも故障の原因となります。
少量ずつそっとかけてください。
最後に、当たり前のことではありますが、外が猛吹雪などでとても冷えているときには、お湯をかけても意味がありません。凍るための材料を与えるだけになります。
霜取り運転で止まってしまうときは、ファンヒーターやホットカーペットなどの他の暖房器具をうまく活用しながら、暖を取っていてくださいね。
また、近年は寒冷地仕様のエアコンも多数販売されています。
よくCMなどでも耳にするかと思いますが「石川県のみなさーん!」って呼びかけられている某メーカーさんの商品がそうですね。
室外機の凍結を防ぐ機能が搭載されていたり、冷媒を素早く高温に熱交換できるようにコンプレッサーの性能が高かったりと、通常のエアコンとは機能が異なります。
冬場にエアコンのみでお部屋を暖めようとするのであれば、こういったエアコンは必須です。
エアコンが設置から10年を経過しており、効きが悪いな、そろそろ買い替えようかな、という時には、冬場にどのような使い方をするのかを考えて商品を選んでいただければと思います。
つい、夏場の冷房のことを考えて畳数を選びがちですが、冷房と比べて、暖房の方が畳数が低いため、暖房を基準で考えていただけると、「エアコンが効かない」ということが少ないかと思いますよ。