ホクエイ(北海道電機)が販売している暖吉くんME-5000の修理をしました。
L4は、追い炊きや深夜の蓄暖の暖めをする際に200Vの電気を検知できない時に出るエラーになります。
なので、シーズンの使い始めは、蓄暖のブレーカーを入れ忘れていて出ることもあるエラーです。
ブレーカーを入れ忘れていた方でL4エラーが出た方は
まず
1.ブレーカーを入れる
2.設定リセットを長押し
3.再度L4が出るか確認 をしてください。
その際に念のため蓄熱量のダイヤルを大にまで回しておいてください。
今回は、点検の結果、機械の手前まで200Vが出ていました。
それでもL4のエラーが出る場合は、基板(リモコン)の故障が原因となる場合が多いです。
そのため部品を取り寄せて、交換修理を行ないます。
ただ、今回の故障の原因一つにはフィルターの破損が考えられます。
フィルターがボロボロになっており、無くなった状態になっていました。
そのせいで電源系統の中は埃だらけ。。。
もしかしたらこれが原因でショートしたのかもしれません。
埃だらけの内部をしっかり清掃し、新しいフィルターと新しい基盤に取り替えて、動作確認を行ないます。
翌日、きちんと暖かくなっていることを確認させていただき、無事に蓄熱暖房機の修理が完了です。
当社では、蓄暖のフィルターの販売も行っておりますので、破れたりボロボロになったら、ご注文下さいね。
この地域でよく見る蓄熱暖房器といえば
*今回のホクエイ(北海道電機)の「暖吉くん」
2020年で販売が終了してしまいましたがパナソニックが取り扱いをしていた
*ディンプレックス・ジャパンの「ユニデール」
が多いです。
あとは日本スティーベル 「エルサーマット」
オルスバーグ
インターセントラル 「サンレッジ」
白山製作所 「アルディ」
などもあるようですね。
蓄熱暖房機は、乾燥せずに家中ホッとするような暖かさが続くのが最大の特徴です。
ただ、1日中家中を暖めることになり電気代が高いため、働き盛りのお宅にはこの電気代が高騰する現在において北陸の地域では少し不人気です。
年々エアコンの暖房能力が向上し、夜しかいない家庭においては暖房強化型のエアコンなどの方が電気代は少ない為です。
販売が多かった当時は蓄熱暖房器を設置することで北陸電力の大きな割引プランに加入できるのが最大のメリットで、その為にこの商品が新築に一緒に納品されたと言っても過言ではありません。
逆に高齢の方や、リモートワークなどで基本自宅にいらっしゃる方にとっては素晴らしい商品と言えます。
素晴らしい製品であることには変わりありませんが、使う方を選ぶ製品でもあります。
当社では販売設置だけでなく修理まで自社で行いますので、ご安心して当社をお選びいただけたらと思います。