11月11日は・・・

2022/11/11
分電盤の点検

某お菓子の日が有名ですが、「配線器具の日」でもあります。

これは、最も使用される配線器具の一つである2口のコンセント差込口をイメージしています。

 

 

日頃問題なく家電製品が使えていると、あまり気にしないことも多いとは思いますが、「配線器具の日」の今日、住宅用分電盤(住宅盤・ブレーカ)の点検を行なってみてはどうでしょうか?

 

住宅用分電盤とは、24時間365日、住宅の電気を休むことなく見守り続け、電気の異常をいち早く察知し、事故を防ぎます。

具体的には、過電流(電気の使い過ぎ)や電源コードが家具などにはさまれたり、折り曲げられたりして劣化して被覆がむけて短絡(ショート)した電化製品を使ったことによる電気火災などから守ってくれています。

 

 

分電盤は蓋を開けると3つのブレーカがあります(契約内容等により、異なる場合があります)。

 

(1)サービスブレーカ(電流制限器)
分電盤の左側についているブレーカで契約以上の電気が流れると自動的に電気が止まる仕組みになっています。

(2)漏電ブレーカ(漏電遮断器)
配線や電気器具の漏電をすばやく感知し、自動的に電気を切ります。漏電ブレーカはより安全を得るために欠相保護付のものをお勧めします。

(3)安全ブレーカ(配線用遮断器)
分電盤から各部屋へ電気を送る分岐回路のそれぞれに取り付けられています。電気器具やコードの故障でショートした時や、使いすぎで過電流が流れた場合に電気を自動的に遮断します。

分電盤とは

漏電ブレーカーも、他の電化製品と同じで、動作をさせてみないと正常・異常の判断ができません。

 

そのため、特に設置から13年以上経過している場合は、定期的な点検(動作確認)をオススメします。

 

また、最近は高性能・高機能のもの(例えば、電気を使いすぎているときに事前に音声でお知らせをしてくれる機能や、地震の際に警報を発信し、安全に電気を遮断する機能が搭載されています)がありますので、古い分電盤をご利用の方は、火事等の事故が起こる前の交換をご検討ください

高機能分電盤