ある日の夕方。
「これ、修理できますか…?」と持ち込まれたのは、ナショナルのLB-621-R白熱燈スタンドでした。
【燈】の漢字が時代を感じますね。
お話を伺うと、お客様がずっと大切に使ってきた思い出の品のようで、買い替えるのではなく、修理してこれからも使いたいというご希望でした。
古いこともあり部品がなく、修理できない可能性もあることをご理解いただいた上でお預かりさせていだきました。
スイッチ部分が取れてしまったとのことで、まずは中を開けて確認すると、固定する台座のプラスチックが割れてしまい使えなくなっていました。
「買い替えた方が…」という作業員に、お客様の思い出の品だからなんとかして欲しいと伝えると、「この方法なら…いや…う~ん…」としばらく悩んでいました。
そして、しばらく悩んだ後、プラスチックの補修リペア材を使って、修理し、使えるようになりました!
本来のスイッチの位置とは少し変わってしまいましたが、スイッチの入り切り等は問題なく使えるようになりました。
壊れたら買い替えて新しいものにすることは簡単ですし、その方がお店の利益にはなるのかもしれません。
ですが、思い出の品を捨てることってなかなかできません…。
なので、修理して、また使えるようになるのはとても嬉しいことですし、お客様にも喜んでいただけました☆
きっと、お客様も、当店に持込む前に、何度も買い替えることを考えたと思います。
それでも、買い替えて古いものを捨てるという決断ではなく、思い出の品を大切に使い続けたいから修理をできるお店を探す、という決断に至ったのだと思います。
当店にご依頼いただきありがとうございました。
当店は、家電の販売だけではなく、取付、メンテナンス、様々な家電の修理も行なっています。
これってお願いできるかな…?ということがありましたら、お気軽にお問い合わせください。